うみねこの鉄板早撃ち記録

スティールチャレンジやAPSの参戦記を上げます。

【射撃ノート】JSC攻略(ロングガン編)

platehitter.hatenablog.com

前に書いた記事が思ったより好評でしたので、ロングガン編も書いてみました。

ただ、2月のJSCLG2024以来、ロングガンでJSCは数回しか撃ってません。ですので、この内容は2月の大会までに私がやっていた撃ち方になります。何かの参考になれば幸いです。

初弾の重要性

ロングガンの特徴の一つはポイントスタートが採用されているという点であり、ハンドガンのハンズアップと大きく違う部分でもある。
ここではポイントスタートに合った戦略、撃ち方を書く。

ポイントスタートの強み

ポイントスタートは、ハンズアップで必要となるホルスタードロウが必要なく、銃をある程度構えた体制からすぐにターゲットを狙いにいける。つまり、ハンズアップに比べて安定して早く初弾を叩きこめるということが言える。
ハンドガンとロングガンでは、一般的にロングガンの方が良いタイムが出るが、それは単純に初弾を早く撃ちこめるという部分が大きい。

ポイントスタートの弱み

逆に、ポイントスタートの弱みも存在する。それは「スタート時にスタートポイントを狙っておかなければならない」ということ。
ハンズアップでは、体の向きを(180度ルールに抵触しない範囲で)自由に決められる。しかし、ポイントスタートではルール上スタートの向きを決められてしまっている。
もしも初弾をスタートポイントから遠い的に持って行きたいとなると、銃を大きく振ることになるので、安定性と速度が落ちることになる。つまり遠くの的を1枚目に選ぶよりも、近い的を1枚目に選ぶ理由が増える。

どういった撃ち順が強いのか

ポイントスタートは最初中央に置いてあるスタートポイントを狙っているので、外側にある的を狙う際、内側にある的を通りすぎることが多い。もしそうであれば、外側にある的を狙うついでに、先に内側の的を撃つことが可能になる。

Round Aboutを例に考えてみる。 ハンドガン編では、左奥の的を初弾に選んでいた。ロングガンでもそのように撃とうと考える。すると、奥の的を撃つまでに、手前の的の近くを通り過ぎることに気づくと思う。
であれば、ついでに手前の的を撃ってしまえばいいのである。

もし外してしまっても、右の的を狙うまでにもう一度通りすぎるため、リカバーが効く。 このリカバーが効くというのが大事で、これのおかげでリスクを抑えつつ初弾を早く撃つことができるようになる。

初弾を早く叩きこむことで何が良いのか。
一番大きいのは、残りの4枚に対する余裕ができることだと考える。

奥の的を当てるのにかかる時間と、手前の的を当てるのにかかる時間を比べてみてほしい。
そこで出た時間の差を、残りの4枚を撃つ時間に割り当てられると考えると、ちょっとゆっくり撃って安定を重視しても同じタイムが出るのである。

これは射撃の実力が上がって、2秒を切ってくるタイムで撃てるようになっている人ほど影響が大きいと考える。

ステージ毎の戦略

ハンドガンと大きく撃ち方が変わるステージのみ記載する。
Round Aboutは上で紹介してるので割愛する。


Accelerator

ポイントの近くに大ラクがあるので、最速でぶっこむ。最悪外してもいい。
ただ、そのあとの10cmは慎重に撃つこと。外すとロスが大きい。また、ハンドガンよりもパララックスが大きいため、的の上あたりを狙うようにすること。
初弾の大ラクを外してしまった場合は、3枚目の大ラクを狙うついでに撃つこと。

10cmから3枚目の大ラクは距離があるので、ぶっ飛ばすと外す可能性もある。ちょっと慎重に撃っても十分早い速度が出るはず。
4枚目と5枚目はハンドガンと同じ。ちょっと慎重気味に撃つ。

スタンス位置は、的間の距離が狭まるので、可能な限り左寄り。


Smoke&Hope

これもポイント近くの大ラクから撃つ。外してもリカバーが可能なので。
3枚目を右の外側にするか内側にするかは意見が分かれると思うが、私はストッププレートの撃ちやすさを重視して、外→内→ストップとしている。
Smoke&Hopeは安定性重視の撃ちまわしのほうが良いと思うので、安定寄りの撃ち順を選んでいる。

スタンス位置は中央か左寄り。
大会の時は振り幅を減らしたいという理由で後寄りに立っていたが、ストップを当てやすくするためという理由で、現在は前寄りに立っている。


Show Down

撃ち順はハンドガンと同じだが、こちらも手前10cmの的2つまでの距離が近いため、的の上部を狙うこと。 特にShowDownはスピードが出るため、慎重に撃つぐらいがちょうどいい。


Speed Option

右手前の12.5cmから最速で撃つ。この的は距離が2mと物凄く近いので、気持ち上を狙う。的が大き目なので適当に撃っても大体当たるはず。外したら奥を撃ってからリカバーすること。
逆に奥の12.5cmは外さないように丁寧に撃つ。ここを外すともれなく終了する。

8cmは小さく感じるが、特にライフルなら狙えば普通に当たるはず。
それにリカバーできないわけでもないので、あまり時間をかけすぎないようにすること。

スタンス位置は左寄り。右側の的が撃ちやすくなる。


<了>